絵本の紹介: 春はあけぼの
2013-01-14
そう、これは私たちが教科書で習ったあの「春はあけぼの」です。聞き覚えのある(私は暗記しました)
「春はあけぼの。 やうやうしろくなり行く、 山ぎはすこしあかりて、
むらさきだちたる雲の ほそくたなびきたる」
という文章で始まります。殺風景な教科書に文章だけがつらつら書かれているものはなかなか頭(心)に入ってこないのに、こうして絵とともに綴ってあると、この聞き慣れない文章でさえも理解できるようにすっと心に沁みるから不思議。
この絵本は文章は原文そのままに、絵は現代的な可愛らしいイラストと綺麗な色遣いで、なかなか面白いです。そしてなんといっても最終ページに口語訳がついているのがいい!なんとなくしかわかっていない文章を子供に読んであげて、意味を聞かれた時に困ってしまう…ということがありません。
口語訳を読んでみると私自身もきちんと理解できていなかった部分が解り「なるほどね~」と納得。そして口語訳を理解して読み返すとまたいい。
これは<声にだすことばえほん>としても紹介されています。小学生になってももちろん楽しめるし知っているといいとは思いますが、普段聞き慣れない言い回しや抑揚など、言葉の響きそのものが楽しいのでママが読んであげればあかちゃんでも楽しめると思います。
海外の絵本のように可愛らしい絵柄やカラフルな色遣いもいいけれど、日本の言葉の美しさや独特の響きをつたえるものとしてこういうものが絵本になっているのはいいですね。長い期間楽しめる絵本だと思います。
うちではこれと一緒に「じゅげむ」も買いました(こちらもまたいい絵本!)今度はじゅげむも紹介してみたいと思います。
こういう絵本は自分も読んでいて楽しいし勉強にもなるのでいいですね。
mama・cocoは
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